【白い巨塔】財前教授は本当は??
毎回毎回、本の話だと息が詰まってしまうので。
本だけじゃなくて、ドラマやマンガのことも書こうかなって。
番外編をちょいちょい挟んでいこうかと思います。
今回は「白い巨塔」
唐沢寿明さん主演の方を見返しました。
人間関係が状況によって移ろいゆく様は、ハラハラしました。
里見先生とは「より良い医療を提供する」という想いで最後までつながっていた、というのも泣けます。
今回見ようと思ったキッカケは何となくですが、やっぱり見直して良かったです。
放送当時は私が20代前半の若造だったので。
里見先生が患者のために行動する聖人で、財前教授が地位と名声を求める悪人という二分法でしか考えていなかったんです。
しかし、アラフォーのオッサンになって見返してみると、当時と全然違う感想になって。
財前教授を上辺しか見ていなかったんだなぁと。
財前教授は、悪人でも何でもない。
単なる「理想主義者」だったんです。
「どこの誰にも負けない最高の医療を提供したい」
この一心で戦っていたんです。
しかも本人は、政治が得意ではないのに、やむなく政治をしてまでも成し遂げたかったんです。
今見返すと、若造の頃は本当に浅はかだったと反省しきりですわ。
自分自身も、
「他の会社に負けないモノを提供したい。そのためには権力を手にしなければいけない。」
って考えるようになっていたしね。
正直、ここまで財前教授に寄り添えると思っていませんでした。
(いや、やっている仕事のレベルは全然違いますが)
逆に、里見先生に対して、「なに青臭いことを言っているんだ」と思うようになって。
里見先生のように生きたい、と思っていたのに。
人って変わるんだなぁ、と改めて思った次第です。
書きたいことがたくさんあって、1回では書ききれないので。
白い巨塔についてあと2回、お話しようかと思います。
・教授選をどうするべきだったか?
・裁判をどう終わらせたほうが良かったか?
私なりの感想を書いていきますね。
次の記事もよろしくお願いします。