【論語】その4 社内政治をやりたくない!
会社の人と仕事以外で関わりたくないな、と考えているあなた。
休日のホームパーティーなんて地獄以外の何物でもないだろ、と考えているあなた。
飲みの席とかゴルフとか好きじゃないし、めんどくさい、と考えているあなた。
私も同じです。
イヤです!めんどくさいです!
やりたくないです。
こんなタイプの人は、会社で上手くいかないのでしょうか?
そんなことはありません。
私は、この言葉で吹っ切れました。
子夏(しか)曰く、博(ひろ)く学んで篤く志(しる)し、切に問うて近く思う。仁 其の中に在り。
子夏のことば。知識を広めて十分に記憶し、[発奮して]問題を立てては、自分の分からないことを解こうとする。[われわれが目的とする]人の道(仁)は、そ[ういう努力]の中に在る。
※論語 ビギナーズ・クラシックス 加地伸行 p.164〜165
子夏さんは、孔子のお弟子さんです。
論語には、孔子の言葉だけでなく、お弟子さんの言葉も入ってます。
子夏さんは、性悪説で有名な旬子の師匠さんです。
さて、戻りまして。
職場でポジションを確保するには、信頼されるしかないのです。
そのためには、社内政治が一番の近道です。間違いありません。
ただ、私のように苦手な人はどうすりゃいいんだ?と。
道はただ一つ。仕事のレベルを上げ続けることです。
仕事に関することはちゃんと勉強して、使えるようになる。
これがスタートです。
次に、勉強したことが会社の問題を解決できるかどうか、仮設を立てて解いてみることです。
それを繰り返して徐々にでも問題が解決できるようになれば、信頼されてきます。
信頼されるようになれば、ベタベタな付き合いは必要ありません。
(もちろん、笑顔で接するなど、最低限のコミュニケーション能力は必要です。)
一つ突き抜けてしまえばいいのです。
中小企業ならライバルが少ないから、突き抜けやすいです。
って、まあ理想論です。
ただ理想論でもなんでも、楽して簡単に手に入る地位なんてものはないんです。
それならば、自分の得意なことで勝負をしていくしかない。
それでも、社内の移ろいゆく力関係に身を委ねるよりは、勉強する方が楽かと思います。
自分の力でなんとかなる要素が多いからね。