アウトプット!~読んだ本をより理解するために~

アラフォーのおっさんが読んだ本を無駄にしないため、自分の仕事にどう活かそうか綴ってます。

【論語】その4 社内政治をやりたくない!

会社の人と仕事以外で関わりたくないな、と考えているあなた。

休日のホームパーティーなんて地獄以外の何物でもないだろ、と考えているあなた。

飲みの席とかゴルフとか好きじゃないし、めんどくさい、と考えているあなた。

私も同じです。
イヤです!めんどくさいです!
やりたくないです。

こんなタイプの人は、会社で上手くいかないのでしょうか?
そんなことはありません。

私は、この言葉で吹っ切れました。


子夏(しか)曰く、博(ひろ)く学んで篤く志(しる)し、切に問うて近く思う。仁 其の中に在り。

子夏のことば。知識を広めて十分に記憶し、[発奮して]問題を立てては、自分の分からないことを解こうとする。[われわれが目的とする]人の道(仁)は、そ[ういう努力]の中に在る。

論語 ビギナーズ・クラシックス 加地伸行 p.164〜165


子夏さんは、孔子のお弟子さんです。
論語には、孔子の言葉だけでなく、お弟子さんの言葉も入ってます。

子夏さんは、性悪説で有名な旬子の師匠さんです。


さて、戻りまして。

職場でポジションを確保するには、信頼されるしかないのです。

そのためには、社内政治が一番の近道です。間違いありません。
ただ、私のように苦手な人はどうすりゃいいんだ?と。

道はただ一つ。仕事のレベルを上げ続けることです。

仕事に関することはちゃんと勉強して、使えるようになる。
これがスタートです。

次に、勉強したことが会社の問題を解決できるかどうか、仮設を立てて解いてみることです。

それを繰り返して徐々にでも問題が解決できるようになれば、信頼されてきます。

信頼されるようになれば、ベタベタな付き合いは必要ありません。
(もちろん、笑顔で接するなど、最低限のコミュニケーション能力は必要です。)

一つ突き抜けてしまえばいいのです。
中小企業ならライバルが少ないから、突き抜けやすいです。


って、まあ理想論です。

ただ理想論でもなんでも、楽して簡単に手に入る地位なんてものはないんです。

それならば、自分の得意なことで勝負をしていくしかない。

それでも、社内の移ろいゆく力関係に身を委ねるよりは、勉強する方が楽かと思います。
自分の力でなんとかなる要素が多いからね。