面接は騙し合い。騙されないための対策はある?
韓非子を読んでいて、中途採用面接にも使えそうだなって思ったものがあります。
韓非子のどの部分が使えそうと思ったか?を以下にまとめてみました。
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人は自分の利益のためだけに行動する。
自分の利益になることは、良いことだろうが悪いことだろうが、やる生き物。
君主に進言するときに、自分に都合の良いように話すなんて日常茶飯事。
だから、その人の言うことが正しいかどうかは、複数の人が同じことを言うかどうかで判断する。
複数の目を持つことが肝要ですよ。
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なるほど!
候補者を知る複数の人から候補者のことを聞けばいいんだ!
ってバカなのか!?
候補者は一人で面接に来るんだから、聞けるわけ無いだろう??
他の方法はないのかよ!
そこでバカなりに考えてみました。
候補者が一番大変だったことを訊いてから、
・どんな状況でなしとげたのか
・上司や同僚がどんな言葉をかけてくれたか
・家族はどんなリアクションしたのか
を、訊いてみるってのはどうでしょう?
さすがにそこまで盛ってくる候補者も少ないかと思います。
これなら、実際はどのような成果だったか、ある程度炙り出せるはずです。
(もちろん盛るのがうまい人には勝てませんが…)
さらにいいことに、このように聴くとその人の評価を間接的にですが聞くことができます。
面接官より候補者のことを知っている人の話が聴けるのです。
それこそが重要な情報で。
書類でわからない情報を引き出す、という面接の目的に適います。
良く知る人の評価。これが重要なんですね。
たった一時間程度で、候補者のことなんてわからないですから。
【結論】
人の力は借りまくろう。面接官は孤高になってはダメですぜ。