アウトプット!~読んだ本をより理解するために~

アラフォーのおっさんが読んだ本を無駄にしないため、自分の仕事にどう活かそうか綴ってます。

独立する人は、営業をやっていないとダメ? 今の時代ならそうではないかも。

今回は本を読んでのアウトプットではなくて、私がよく言われる疑問について考えてみました。


『営業経験ないんだから、独立なんて止めておいたほうがいいよ』


私は独立したい。
独立して自分の価値がいくらなのか知りたい。

会社員に不満があるわけではないのですが、やってもやらなくても対して評価が変わらず、給料も賞与も変わらないことに、疑問を感じています。

「自分の知識や経験を活かして、独立しよう!」というと、決まって返ってくるのが、この言葉。


『営業経験ないんだから、独立なんて止めておいたほうがいいよ』


確かに私は営業経験がありません。
キャリアのほとんどを管理部門で過ごしてきたので。
できる事は、契約書読んだり、採用面接したり、従業員教育をしたり、ぐらいです。

『このお客さんには、この商品が売れる』

というように顧客のニーズを掴んだ営業活動をやったことがないので、自分という商品を売るのは難しそうです。

だから、モヤモヤしたまま過ごしていました。


ところが。


ブログで発信して見に来てもらうっていうのは、なんとかなるかもしれません。

自分の考えや経験がどれだけ受け入れられるか。
自分の文章や伝え方にどれだけ魅力があるのか。
自分の抱えている悩みは、他の人と同じかもしれない、とか。

発信力を高めれば、徐々にですができそうです。


だから、まずはこの場で勝負してみよう、と。
ここで鍛えてから、他の場に出てみよう、と。

いや、またまだ駆け出しだし、ほとんど読んでもらっていないブログですが。

これをやってダメならば、独立なんて到底難しい話なので、諦めもつきますしね。

やらない理由もなく、やるリスクも低いですから。

がんばってやってみようと思います。

面接は騙し合い。騙されないための対策はある?

韓非子を読んでいて、中途採用面接にも使えそうだなって思ったものがあります。

韓非子のどの部分が使えそうと思ったか?を以下にまとめてみました。


※※
人は自分の利益のためだけに行動する。

自分の利益になることは、良いことだろうが悪いことだろうが、やる生き物。

君主に進言するときに、自分に都合の良いように話すなんて日常茶飯事。

だから、その人の言うことが正しいかどうかは、複数の人が同じことを言うかどうかで判断する。

複数の目を持つことが肝要ですよ。
※※


なるほど!
候補者を知る複数の人から候補者のことを聞けばいいんだ!

ってバカなのか!?

候補者は一人で面接に来るんだから、聞けるわけ無いだろう??
他の方法はないのかよ!


そこでバカなりに考えてみました。

候補者が一番大変だったことを訊いてから、

・どんな状況でなしとげたのか
・上司や同僚がどんな言葉をかけてくれたか
・家族はどんなリアクションしたのか

を、訊いてみるってのはどうでしょう?

さすがにそこまで盛ってくる候補者も少ないかと思います。

これなら、実際はどのような成果だったか、ある程度炙り出せるはずです。
(もちろん盛るのがうまい人には勝てませんが…)

さらにいいことに、このように聴くとその人の評価を間接的にですが聞くことができます。

面接官より候補者のことを知っている人の話が聴けるのです。

それこそが重要な情報で。

書類でわからない情報を引き出す、という面接の目的に適います。

良く知る人の評価。これが重要なんですね。
たった一時間程度で、候補者のことなんてわからないですから。


【結論】

人の力は借りまくろう。面接官は孤高になってはダメですぜ。

【韓非子】まずはザックリ押さえよう。

今回から韓非子について書いていこうかと思います。

読んだ本はこちらです。
ビギナーズ・クラシックス 韓非子 西川靖ニ 著


1.韓非子って何を主張した人?

韓非子は、君主が家臣を掌握するのためにどんな方法よいか?を考えた人です。

韓非子の前には、孔子孟子がいました。彼らは、古代の聖王のように、家臣に尊敬されるよう徳を積み、家臣に忠義心を持ってもらうことが大事、と考えていました。

韓非子はこの考えを否定します。時代にそぐわない、君主と家臣の間に忠義なんてあるわけないだろ、と。

そんなんじゃ国を治めることは不可能ですよ、寝首をかかれますよ、と。

では、何で治めようと考えたのか?

・厳格なルール(法)
・人を操る術(術)
・権力(勢)

の3つが必要と考えていました。

では、なぜそういう風に考えるようになったのでしょう??


2.人は利己的な生き物である。

韓非子は、「人は自分の利益のためだけに行動する」と言っています。

そうすると「じゃあ、家臣に利益や恩賞を与え続ければ、上手く行くのか?」と考えるかもしれません。

韓非子は、恩賞も必要ですが、それよりも、ルールを破ったら厳しく罰することが必要だ。
信賞必罰こそが重要だ。と、言っています。

家臣が君主の立場を乗っ取らないように、厳しいルールを厳格に適用させよう、って考えました。

そもそも、君主の妻子ですら、自分が権力を握るためには、君主を無き者にする。それが人間。と、言ってしまう人です。

「愛は地球を救う!」ぐらいの上っ面なことを言ってほしいのものですが、そんなことは一切言いません。

読んでいて、甘い考えを奥底からえぐられる感じがします。だからこそ楽しいです。


3.オススメしたい人

内部統制の担当者は、マジで読んでおいたほうがいいと思います。

どうやって従業員の利益を潰すか?発見するか?の基本的な指針になると思います。

中小企業の総務や経理の人にもおすすめです。

数回に一回はちょっと精算を盛ってくるような従業員がいるような会社の総務・経理の人はなおさらです。


ザックリ編はこの辺にしておいて。
次回から、各論を話していこうかと思います。

古典は一読してもわからない。対処法はないのか?あるんです!

韓非子のアウトプットの前に。

古典を読もう!と意気込んでみたものの、現代語訳ですら何言ってるかわからないや、って方は結構多いと思います。
(私自身も経験しました)

時代の背景もわからないし、解説がないですからね。

普通に読んだらわからないんです。
至って普通のリアクションなんです。
安心してください。

では、どうやって対処するか?

ベタですが、入門書から読んでザックリ内容を掴みましょう。

だけど、その入門書すら、内容が入ってこない、わからない、という方にオススメなのが、この読み方。


最初から読むのではなく、とりあえず興味のありそうなところや理解できそうなところから読んでいく。


古典の入門書は、古典の著者(韓非子の入門なら、入門書を書いた人ではなく、韓非子本人)がどういう考えで本を書いたか?という
点に絞って書かれてます。

これから読もう!って人には、細かい論点じゃなくて、ザックリとどんな内容なのか?から話さないと理解してもらえないからです。

とはいえ、相手は古典ですから、全体像を一発で掴むのも簡単ではなくて。

わからないことだらけなんですよね。

だから、まずは理解できるところから読んでいかないとイヤになります。

徐々にでも理解できるようになったら、わからなかったところを読んでみる。

やっぱりわからない、ってなったら興味のあるところや理解できそうなところに戻る。

これの繰り返し。

ポイントとしては

「わかるところから読んでいって自信をつける」

ということ。

内容を理解すればよいのだから、わかるところから押さえていく。


それでも理解できなければどうする?って。

潔く諦めましょう。
まだその本を読むのは早かった、だけです。

時間をおいてから読むと読めるようになります。


なので、まずは内容を吸収することに意識を傾けてくださいね。

【聖闘士星矢】デスマスクは弱くない!戦わせ方次第では最強になる。

デスマスクは弱い
デスマスクは弱い
デスマスクは弱い

と言われ続けたデスマスク

いや、彼も腐っても黄金聖闘士
小宇宙だけで勝負をすれば、サガと戦っても千日戦争になるはず。

ただ技がね…
地味なんだよ。
そして接近戦には向いていないんだよ。

だから弱いと言われがちなんですが。

使う局面では最強だったりします。

そこで、デスマスクをどの場面で使うと効果的なのか?を考察したいと思います。


1.接近戦が得意なやつと戦わせる

積尸気冥界波は、一発で相手を葬れる恐ろしい技。
しかもかなり離れていても当てられる。

接近戦で攻撃してくるヤツが相手なら、間合いから外れて積尸気冥界波をブチ込めば、楽勝で勝てる。

ポセイドン編で出てくるインド洋のクリシュナが相手なら、間違いなくノーダメージで勝てる。
クリシュナの間合いは、槍が届くところまで、だから。
(同じ理論で行くと、アルデバランにも…)


2.メンタルがタフなので、騙してくるやつと戦わせる。

戦争のときに女子供を避けて爆弾を落とすわけではないだろう、というセリフから。

自身の立場を理解した上で、非情なまでに戦いに望める強いメンタリティを持っている。
戦争が非情であることを悟っているんですよね。

相手が昔の仲間だろうがなんだろうが、私情など一切挟まずに、仕留めることができる、はず。

そんなわけで、ポセイドン編に出てくるリュムナデスのカーサ(相手の大切な人に変身するやつ)もデスマスクなら一撃。


と、実は強いぞデスマスク
かなり魅力的な聖闘士、デスマスク
最高位の聖闘士ですから、デスマスク

黄金魂デスマスクはカッコよかったしね。

【聖闘士星矢】スコーピオンのミロは最強!私のヒーロー。

ミニファミコンのジャンプ編が発売されたので、YouTube聖闘士星矢のプレイ実況動画が上がってますね。

見ていて「やっぱり聖闘士星矢は面白いわ」と、アラフォー世代のおっさんは思うわけです。

ゲームもやりたいけど、まずは原作でしょ?ってことで、ブックオフ大人買いして読みました。


聖闘士星矢といえば、やっぱり黄金聖闘士編!

聖闘士星矢の中でも特にファンの多いストーリーかと思います。そして、必ず出てくるのが「どの黄金聖闘士が一番強いのか?」という話題。

私が蠍座なので、問答無用でミロが最強だと思っているのですが、あまり共感を得られないので。

今日はミロの強さについて考えてみました。


【ミロの強さ その1】

動きを封じる技がある


あんまり目立たないけど、リストリクションという動きを封じる技も持っています。

リストリクションからのスカーレットニードルは、拷問以外の何物でもありません。

確実に相手を降伏させることができます。

「外敵を天蠍宮から先に行かせない」というミッションは問題なく遂行できますね。

間違いなく強い。


【ミロの強さ その2】

その気になればスカーレットニードルを15発同時に打って即死させることができる


一発で仕留められる技を持っているのは、かなり心強い。

戦いにおいて「長期戦になる」のは絶対に避けないといけない。

長引くほど負けるリスクが高まります。

一瞬で終わらせる男の美学。

半端なく強い。


【ミロの強さ その3】

星命点をつかれても死なない。

ミロがアンタスを打つときに、氷河に星命点(聖闘士の急所)をつかれています。

急所をつかれても死なない。
黄金聖衣があったからじゃないです。

ミロが強いからですよ。
(星矢だって富士風穴で紫龍につかれたじゃ…)


あれ?他の黄金聖闘士と比較して最強を論じるのではないのか?と疑問に思われたアナタ。

そんなことしたら千日戦争になりますから。
戦わせてはいけないのです(^o^)


ミロは、地味なせいもあってなかなか日の目を見ないのですが、十分魅力のある聖闘士です。


みなさんも聖闘士星矢、読み返しては??

【論語】その7(最終回)論語は生きる指針となる。だけどこれだけでは騙される。

論語に書かれていることって

自分がどうあるべきか?を真剣に考える。
自分が勉強してより良いものを考える。
自分が徳を積むことで、下の者も徳を積むようになる。
高い地位を得たとしても驕らない。
質素な生活をしなさい。

という内容が多い。

これらは当然指針とするべき。
自分を誇れる生き方ができるから。

新しい知識を学んで活用することは、本当に面白い。
自分なりの正しさを持つようになることは、本当に素晴らしい。
静謐で清廉な生き方ができる人って本当に尊敬できると思う。

だけどね。

こんなことばっかりやってると疲れるんですよね。

もっと楽して生きていたい。
刹那的に生きていたい。

人って怠惰で強欲で利己的な生き物だよね。

自分が清廉な生き方をしても、相手がそうなるとは限らないよね。
「相手も同じように考えているはず」なんて考えていると、裏をかかれるなんてことはよくあることで。

論語だけを生きる指針にすることは、非常に危険なんですよね。

「いい人しかいない世界」でしか通用しないんですよ。

では、そんな怠惰で強欲で利己的な人と付き合うにはどうすれば良いか?

韓非子」にヒントが書かれています。

「人は自分の利益のためだけに生きる」

というガチなリアリズムを突きつける古典。

次回からやりますね。

ただ、その前に番外編を何回か挟みます。
古典ばっかりだと息苦しくなるからね。